有機農業の実践学習

コラソン・デ・ヘスース小学校
(サン・ホセ県、エスカス市)

学校全体の敷地がせまく畑がない。教師、生徒の努力でネコの額ほどの小さな小さなところで栽培をしていた。やる気は十分あるが技術力がない。まず、学校内の通路(中庭)に2m×2mの木箱を二つ作りそこに生徒達が土を運び入れ、場所の確保から始めた。2005年11月より有機堆肥作りも開始。この近隣には農家や牧場があり、ハイチ小学校のように材料集めに困ることはなく、牛糞、馬糞、落ち葉、木くずなど良い材料が集まった。その土地のものを使用するのが一番良く、日本では地産地消という考えがあり有機農業もこの考えにそっている。特に、この学校の近くに有機農家があり、協力していただいた点は大きい。(近隣地域の方々の協力は必須です。)種まき、苗作り、作物が育つうえでまず根の生育が重要であることを学習する。植物のしくみを調べる。植物には根があること、発芽し生長していく過程をよく観察すること。この学校もハイチ小学校と同様、薬草との混栽方法をとる(バジル、ローズマリー、レモングラス、ファニラマ、マリーゴールドなど)。ニンジン、ハツカダイコン、トマト、香菜(コリアンダー)、パセリ を収穫する。畑のない学校、敷地の狭い学校のケースとして是非参考にしてほしい。

- 農薬・化学肥料無使用

   

   

 


他の教育機関での有機農業の実践学習

 

トップへ


All Rights Reserved, Copyright © 2007 Japan International Cooperation Agency Costa Rica Office