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有機農業の実践学習

アレハンドロ・ケサダ・ラミレス技術中学高等学校
(カルタゴ県、トレスリオス市)

標高1450mに位置し、サン・ホセ市内に比べ雨量が多く、また土壌問題として線虫被害があり、ここも様々な問題をかかえながらのスタートとなった。この学校は農業科があり畑が校内にある。土壌検査のため研究所にサンプルを出した結果、やはり寄生線虫が多かった。まず、有機堆肥作りをはじめる。この地域では昔から馬糞、さとうきびの絞りかすを材料に堆肥をつくるのが伝統で、その材料を使用。その他、落ち葉堆肥など3種類を準備した。線虫対策として、マリーゴールドを植え、ブロッコリー、トウモロコシなどを順次栽培した。土づくりの重要性を教え指導した。また、雨が多い地域なので深く溝を掘り、排水を徹底させる(水はけをよくする)ことにも力をいれた。 この地域性(風土・気候)を重要視し、害虫コントロール用に薬草を畑のまわりに植栽する計画を進める。有機農業で最初に学習し指導しなければならないことは団粒構造をもった豊かな土作りである。

- 2006年11月初旬、栽培中のピーマンに農薬を使用したことが発覚。
  誠に残念。環境教育としての有機農業の授業では農薬の使用を禁止している。

   

   

2007年1月からコスタリカ大学農学部との連携でアグロフォレストリーを進めている。

   

 


他の教育機関での有機農業の実践学習

 

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